北川景子 @モップガール


ザ・テレビジョン, Vol.24-No.45, 角川ザテレビジョン
2007/11/09

モップガール [TV朝日系]
番組紹介記事


全世界の北川景子ファンが感涙に咽んだに違いない(?),メイド景子嬢の絶対領域を目に焼き付けるべし.しかし,第3話では和服の仲居,第4話ではこのメイド姿ときたら,今後も何か期待してしまうのが人情ですが,期待してよいのでしょうか.看護婦とか婦警とか,(笑)



モップガール EP:4 [TV朝日系]
2007/11/09


お疲れの景子嬢,立ったまま寝ています(笑).とりあえず会社の仮眠室で一眠りのつもりが12時間も寝てしまい,上司にたたき起こされる始末.

景子嬢が起こされたとき,テレビでは殺人事件が報道されていました.メイド喫茶の店員が彼女に付きまとっていた常連客の小説家に殺害され,犯人の小説家も犯行後に自殺したというのです.メイド店員の恋人だった男性が悲嘆にくれる様子もテレビ映っています.

早速,その殺人犯の遺体引き取り等の作業依頼が入り,景子嬢たちは警察に出かけます.上掲画像は某警部補と景子嬢の間で毎回のように繰り返される漫才シーン.

殺人犯の小説家の持ち物だったチェスの駒に触れた瞬間,レイによってタイムスリップ.会社の仮眠室に入った瞬間に戻ります.

景子嬢は小説家の犯行を防ぐために行動を開始.毎度のことながら,直属の上司(谷原章介氏)の領収書誤魔化し問題と金髪女性好きという弱みをうまく利用することで,彼の協力を得ることに成功.

まずは出版社勤務の友人(浅見れいなさん)の立場を利用して小説家に接触し,彼の説得を試みますが,これは空振りに終わります.

景子嬢は小説家を追って,彼が入り浸っているメイド喫茶に店員として潜入することに.そこでその小説家が被害者のメイド店員に何やら言い寄る様子を目撃します.一方で,件のメイド店員が何らかの理由で金策に走っているらしいことも明らかになります.

ということで,今回の最大の見所,メイド景子嬢です.良いですなぁ.

その後,景子嬢と谷原上司は,メイド店員が恋人にお金を渡しているところを目撃します.恋人の妹の手術費用として大金が必要らしいのですが,恋人自身はもうかなりの借金を重ねている身で,これ以上の借金をする当てが無いというのです.

その様子を見た谷原上司は,恋人の妹の手術の話など嘘っぱちであり,その恋人はメイド店員を金づるとしてカモにしているだけだと断言します.しかし,景子嬢は上司の話をにわかには信じられないのです.

さて,景子嬢はメイド店員を,谷原上司はメイド店員の怪しい恋人を追って調査を続けることに.

調査の結果明らかになってきた真相は景子嬢にとって意外なものでした.谷原上司の言ったとおり,メイド店員の恋人は悪徳金融業者と結託して彼女を騙していたのです.メイド店員に付きまとっていた小説家は,その悪事の実態を知り,事の真相を彼女に伝えて彼女を守ろうとしていたのでした.悪事をはたらいていたのはメイド店員の恋人の方であり,ストーカー殺人犯と見做されていた小説家は無実だったのです.

小説家は事件現場となったビルにメイド店員とその恋人を呼び出し,恋人に悪事の証拠を突きつけてメイド店員から手を引くことを要求します.そうすれば悪事の証拠は破棄すると.しかし,その腐れ恋人はメイド店員にナイフを突きつけ,証拠を渡さなければ彼女を殺すと開き直ります.その緊迫した現場に駆けつけた景子嬢.さあどうする!?

やがて腐れ恋人と小説家は揉み合い,乱闘となります.意を決した景子嬢は,殺し合いを阻止するために手近にあったモップを振りかざして突進するのでした.うりゃあああああああ!

ところが,景子嬢は突進の途中で転倒(汗).しかし,腐れ恋人が景子嬢の乱入に気を取られた隙に小説家の一撃がヒットし,腐れ恋人は気絶して昏倒します.とりあえず結果オーライかと思った次の瞬間……

なんと小説家が倒れて絶命してしまいます.実は,揉み合いの最中に腐れ恋人のナイフが小説家のわき腹を貫いていたのでした.メイド店員の殺害は防止でき,諸悪の根源だった腐れ恋人は逮捕されましたが,無実だった小説家の死を防ぐことができなくて号泣する景子嬢.

小説家の葬儀の日,メイド店員も葬儀場に訪れたものの,小説家の遺体には対面せずに帰ろうとします.景子嬢が呼び止めると,メイド店員は「小説家氏には感謝するが,自分はこれからもあの恋人を支えたい.彼を支えられるのは自分だけだから」という驚くべき言葉を残して去って行ったのでした.あまりのことに呆然とする景子嬢.

メイド店員があの悪徳腐れ恋人との縁を断ち切ることができないのであれば,小説家の死の意味はいったい何だったのか.理不尽な現実と小説家を救えなかった悔恨で,景子嬢の気持ちは沈んだままなのでした.

今回はこれまで見た中で一番良かったです.メイド景子嬢もさることながら,ストーリー自体も見ごたえがありました.真柴あずきさんの脚本担当ということで,納得の出来栄えだと思います.景子嬢のタイムスリップによって人命を救うことができなかったのは今回が初めてです.また,OP映像の構成にもまた変化がありました.このドラマも10回〜11回の放送で終わるのだろうと思いますが,その中盤に差し掛かった今,クライマックスへ向けての転回点に来ているのでしょうか.


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