北川景子 @モップガール


ザ・テレビジョン, Vol.24-No.45/46, 角川ザテレビジョン
2007/11/09, 2007/11/16

モップガール [TV朝日系]
番組紹介記事


モップガール,当地方では一週遅れで放送しているにもかかわらず,「ザ・テレビジョン」誌には本来の放送スケジュール通りの番組紹介記事が載っております.当地方の住人は二週先の放送概要を知ることができるという恩恵(?)に浴しているのです.(笑)



モップガール EP:5 [TV朝日系]
2007/11/16


仕事のストレス解消のためバッティングセンターに来ている景子嬢.眼光だけは鋭いものの,空振りばかり.慣れないバッティングでストレス解消になるのか疑問です.(笑)

隣のバッターボックスで快音を放つプロレスラーの筋肉に見とれて注意力散漫になったそのとき,頭にボールの直撃を食らって気絶.筋肉フェチの景子嬢の本領発揮……なのか.

バッティングセンターで気絶した景子嬢は,自宅に運ばれてきて翌朝目覚めるまで寝たままでした.ある意味大物(笑).景子嬢宅に居候中の友人・浅見れいなさんも呆れています.上掲右画像に写っているベンチプレスに注目.景子嬢,自らマッチョを目指して鍛えているのでしょうか?

いつもドジで仕事でも失敗が多い景子嬢.上司や同僚から注意されっぱなしですが,社長(佐藤二朗氏)だけはそんな景子嬢にも優しいのでした.

さて,ある日,葬儀コーディネーターを名乗る怪しげな男が姿を現します.その男は「リトル・エンジェルズ」の顧客を横取りしたりする商売敵であり,佐藤社長とは古くから因縁がある男なのでした.

その葬儀コーディネーターが佐藤社長と会った直後に殺害されているのが発見されます.悪いことに殺害現場付近で佐藤社長の目撃証言があり,凶器の鉄パイプには佐藤社長の指紋があったのです.佐藤社長が殺人の容疑者として警察に連行されてしまい,ショックを隠せない景子嬢.あの優しい佐藤社長が人殺しなどするはずがありません.

殺害された葬儀コーディネーターの遺品に触れた瞬間,景子嬢はレイによって耳鳴りに襲われ,殺害事件当日の朝にタイムスリップします.

タイムスリップした景子嬢は佐藤社長を助けるために行動を開始.まずは「リトル・エンジェルズ」勤務歴の長い先輩社員(池津祥子さん)から佐藤社長と件の葬儀コーディネーターの因縁を聞き出します.二人は幼馴染で古くからライバル関係にあったのですが,二人の共通の友人の葬儀を巡る対立を契機として絶縁状態になってしまったのだとか.

景子嬢は雀荘に入り浸っている葬儀コーディネーターに直談判し,佐藤社長との無益な対立を解消するように説得しますが,全く相手にされません.

そのうえ,景子嬢は後を追ってきた直属の上司(谷原章介氏)に引きずり出されてしまいます.景子嬢が谷原上司に必死で事情を説明して協力を要請した結果,とりあえず谷原上司が件の葬儀コーディネーターについて調査を行い,景子嬢が佐藤社長を監視することになります.

しかし,有効な対策を打てないまま物事はタイムスリップ前と同様に進んで行くのです.

結局,葬儀コーディネーターと佐藤社長は事件現場となった倉庫で会うことになってしまいます.景子嬢は二人の後を追いつつ,谷原上司に状況を連絡します.

物陰に隠れている景子嬢の目前で,葬儀コーディネーターと佐藤社長は口論の末,殴り合いの喧嘩になってしまいます.このままだとタイムスリップ前と同じ結果になってしまうのではないかと焦燥がつのったそのとき,揉み合う二人の頭上から突然数本の鉄パイプが落下.景子嬢は思わず「危ない!」と叫んで飛び出します.幸い鉄パイプは二人を逸れて落下し,景子嬢の登場で喧嘩も中断となりました.

鉄パイプは留め金が偶然外れたため落下してきたものであり,人殺しに使われた凶器ではなかったのです.しかも,景子嬢が声を上げたおかげで葬儀コーディネーターは鉄パイプの直撃を避けることができ,無事でした.これで最悪の事態は回避できたと景子嬢は安心し,散乱した鉄パイプを片付けていた佐藤社長と一緒に帰途に着きます.

一件落着と思っていた景子嬢ですが,ある重大な事実に気付いて混乱します.先ほど鉄パイプの落下に気付いた景子嬢が「危ない!」と声を上げたとき,葬儀コーディネーターはその場にしゃがみ込んだだけだったのです.つまり,景子嬢が声を上げようが上げまいが,もともと鉄パイプが葬儀コーディネーターを直撃することは無かったと思われるのです.

ということは,事態はまだタイムスリップ前と変わっていないのではないか.先ほど落下した鉄パイプを凶器とした殺人事件がこれから起こり,葬儀コーディネーターは殺されてしまうのではないか.鉄パイプには先ほど佐藤社長が触れており,社長の指紋が付いている.このままではまた佐藤社長が容疑者になってしまうのではないか.そして,真の殺人犯は誰なのか.

そのとき,谷原上司から連絡が入ります.あの葬儀コーディネーターは暴力団絡みのトラブルに巻き込まれており,彼の身に危険が迫っていると.自分の懸念が当たっていることを確信した景子嬢は,佐藤社長,谷原上司とともに事件現場の倉庫に再度駆けつけます.

景子嬢たちが倉庫に戻ったとき,まさに一人の覆面男が鉄パイプを振りかざして葬儀コーディネーターに襲いかかろうとしていました.佐藤社長と谷原上司が突入して覆面男を取り押さえますが,なんとその覆面男は佐藤社長もよく知っている別の葬儀業者だったのです.

実は,その覆面男は葬儀業者という仮面を利用して暴力団絡みの闇の死体処理をしていたのです.葬儀コーディネーターはそのことに気付き,覆面男を呼び出して白黒付けようとしていたのでした.「リトル・エンジェルズ」の顧客を横取りしたのも,その覆面男の悪行追及のためだったのです.

意外な真実が明らかとなり,葬儀コーディネーターと佐藤社長の長年の対立も解消し,今度こそ一件落着と安心する景子嬢.今回の一件を通じて佐藤社長への尊敬と信頼がいっそう深まると同時に,いつもは口うるさい上司や同僚とも良好な関係を結ぶことができそうな,何か一歩進めたような気がする景子嬢なのでした.

今回もなかなか良かったですね.前回,小説家の命を救えなかったことでタイムスリップして他人の運命に介入することへの疑問・戸惑いが生じていた景子嬢ですが,今回はそんな迷いを振り切って奔走し,信頼する社長とその友人を救うと同時に,会社の人たちと連帯して頑張る前向きな気持ちを育むことができました.また,一旦事件解決と見せかけてさらに一波乱あったり,冒頭のバッティングシーンから張られていた伏線が最後の事件解決の鍵となるなど,話の展開もなかなか面白かったです.


なんだか最近お気に入りの「リトル・エンジェルズ」社員,池津祥子さん.一見冴えないお局様のように見えますが,なんかイイんですよね.個人的には結構好みの熟女です……と言ったら怒られるか.(^_^;


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