ようやく第3話を視聴です(汗).今回は「教師である景子先生に突然結婚を迫り,強引に唇を奪うようなイヤな奴だった山本生徒が,突然“いい生徒”扱いになっていて目が点」の巻です.(笑)
さて,教員会議にて最近の山本生徒の問題−欠席の増加・学校生活態度の悪化・成績の悪化−が議題となっている模様です.山本生徒の変化の原因を明らかにして対策を打つため,副担任の景子先生が理事長の手紙を携えて山本生徒の家庭訪問をすることになります.
景子先生は,クラスの生徒の北乃きいちゃんたちに山本生徒の家まで案内してもらうことにします.結婚を迫られたりキスをされたりと,いろいろ問題のある生徒ですので,単身で訪問することをためらったのでしょうか.
山本生徒宅を訪れた景子先生ときいちゃんたちは驚きます.なんと,山本生徒は3人の幼い妹・弟を抱えて,育児と家事に忙殺されていたからです.山本生徒の家庭は父親が既に亡くなり母親は入院中で,ここ4ヶ月は4人の兄弟姉妹だけで暮らしているというのです.当然,長男の山本生徒に家事全般の負担がかかります.それゆえ,欠席が多くなり,成績が落ちてきているというわけです.
第2話にて,山本生徒がベビー用品を買っていたわけも,景子先生に「俺と結婚して,俺を助けてよ」などと言っていたわけも,これで判明しました.(それにしても,やはり唐突に結婚を迫るのは不自然過ぎますが.(^_^;)
ある日,織田先生の授業中,どういうわけか山本生徒の妹・弟がいきなり教室に入ってきます.「コラコラ,待ちなさい」と追い掛け回す景子先生.景子先生は小さな子供の扱いが苦手なようで.
「景子先生の子供ですか」と軽口を叩く織田先生に景子先生ご立腹.(笑)
どうやら,山本生徒は乳飲み子である末の妹を既に親戚に預け,残る妹・弟も児童相談所経由で別の親戚に預けることにしたらしいのです.これは山本生徒を受験勉強に集中させたい理事長からの提案のようです.
幼い妹・弟を親戚に預けろという理事長の指示はもっともだが,山本生徒自身は,そして妹・弟たちはちゃんと納得しているのか,織田先生はその根本的なところを問います.しかし,景子先生はそんな織田先生の言動を余計な差し金と感じているようです.
山本生徒の妹・弟が児童相談所に引き取られるその日,景子先生たちもその場に立ち会うことになります.
既に分別のある妹・弟は,自分たちが兄・山本生徒の負担になっていることを幼いなりに感じていて,親戚に預けられることについても納得しているようでした.むしろ山本生徒の方が決心がついていなかったようで,児童相談所の職員が来る直前に妹・弟を連れて逃走してしまいます.
話は変わりますが,このシーンの景子先生はとても綺麗に撮れてますね.もちろん他のシーンだって景子ちゃんはキレイですが,特にこの場面はキャプチャーしていてシアワセでした(笑).美人先生ですなぁ.眼福です.
逃走した山本生徒とその妹・弟は,クラスの生徒数名と一緒に,母親が入院している病院へ向かっていました.その山本生徒たちを保護すべく理事長一派の教師たちが後を追います.一方,織田先生もまた山本生徒の後を追ってバイクを飛ばし,さらに景子先生は母親・戸田恵子校長の車でその後を追います.大騒動ですなぁ.
車中にて,景子先生は戸田校長に促されてある書類を見ます.それは,前回,景子先生が校長室でこっそり盗み見た写真(戦車の前に立ちふさがる若き織田先生の写真)を含む織田先生関係書類でした.さすが,アンパンマン校長は景子先生の行動など全てお見通しだったようで.(笑)
その書類で織田先生の経歴を知った景子先生は驚き,それを受けて戸田校長は織田先生について語り始めるのでした.超エリート商社マンとして海外を渡り歩いていた織田先生が,内戦で政情不安定なアフリカ某国で教師に転職した理由を,そして日本で教職に就いたわけを.
さて,山本生徒とその妹・弟は母親が入院している病院へ向かうためフェリーに乗船し,追手の理事長一派の教師たちから逃れて機関室に身を隠します.ところが,機関室内をさまよううちに,山本生徒はふとした拍子に倒れてきた機器類の下敷きとなってしまいます.
しばらくして織田先生,景子先生,生徒たちがようやく山本生徒を発見,救出に取り掛かります.しかし,山本生徒にのしかかる機器類は重くて容易には動かせず,しかも機器の一部が山本生徒の脚に刺さっており,不用意に動かすと大量出血の恐れがあります.かといって,フェリーが港に着くまで放置していては山本生徒が衰弱してしまい,それも危険です.大ピンチに景子先生もうろたえるばかり.
ここで織田先生は非常の決断を下します.全員で力を合わせて倒れた機器を動かし,下敷きとなった山本生徒を引きずり出すのだと.その結果として脚から大量出血が起こるだろうが,その場合は釣り針とテグスを用いた応急手術で傷口を塞いで出血をできるだけ食い止めるのだと.
しかし,景子先生はそんな素人手術を前提とした救出方法には責任が持てない,とても協力できないと,オロオロしながら傍観するばかりです.
そんな景子先生も,必死で頑張るポセイドン織田アドベンチャー先生と生徒たちの姿,そして悶え苦しむ山本生徒の姿を見るうちに居ても立ってもいられなくなり,意を決して救出活動に加わるのでした.
まぁ,お約束ではありますが,山本生徒救出は何とか成功.そして,紆余曲折の末,山本生徒は妹・弟を親戚に預ける決心がつき,山本生徒の家庭の問題は一応の決着を見たのでした.景子先生も安堵の表情.
そして,景子先生の織田先生に対する認識も少し良い方向に変化し始め,そのスタンスが理事長側から戸田校長・織田先生側に振れ始めたような,そんな感じがしました.景子先生が織田先生に対して上掲右画像のような笑顔を見せたのは,今回が初めてだと思います.
本日の北乃きいちゃん.毎度のことながら,良いですなぁ.
第3話は,織田先生の過去の秘密,人となりが明かされ,それまで織田先生に反発するばかりだった景子先生が彼のことを少し理解し始めるというのが重要なポイントでした.
一方,景子先生に「俺と結婚して,俺を助けてよ」と言っていた山本生徒の件については,幼い妹・弟を親戚に預けることによって山本生徒はもう助けてもらう必要がなくなりました.それならもう結婚する必要もないような気がしますが,今後,景子先生と山本生徒の関係はどうなるのでしょうかね.
ところで,山本生徒の妹・弟が学校の教室にやって来た理由がいまだにわかりません.何しに来たのでしょうかね.それから,このページでは省略しましたが,内戦で政情不安定なアフリカの地に日本人高校生がやって来たという描写がどうにも不自然です.もひとつ,あんなに簡単に倒れて蒸気を噴き出す船舶機関室の機器っていったい何なんでしょう.まあ,細かいことは気にせず行きましょう.(^_^;
個人的に今回一番印象に残ったのは,微積分の概念を小さな子供にわかるように説明するにはどうすればいいのか,という問題です.これはなかなか難しいです.
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