北川景子 @太陽と海の教室


太陽と海の教室 #8 [フジTV系]
2008/09/08


第8話は,いったい何がどうなってそうなるのか,まったくもって意味不明で目が点スペシャルの巻でしたなぁ.(-_-;

福田元首相のせいで前回のラスト20分を見逃してしまったため,今回は開始早々から浦島太郎状態.何が起こっているのかよくわかりまへん.

どうやら自殺予告少女・大政絢嬢が非常階段(?)から飛び降りようとしているらしく,そんな彼女を織田先生,景子先生,濱田岳君たちが引き止めようとしているようです.大政嬢を引き止めようとした織田先生はバランスを崩して階段から転落し頭部を負傷してしまいますが,幸い濱田君たちが大政嬢を取り押さえることに成功します.

結局,濱田君は大政嬢の問題を独りで抱え込むのを止めて,織田先生や景子先生に話したのでしょうかね.

大政嬢は家庭に居場所が見つけられず,両親と離れて独り暮らしをしていたようです.しかし今回の自殺騒動を受けて彼女は両親とともに暮らすこととなり,転校が決まります.これでとりあえず濱田君は大政嬢の呪縛から解放され,一時はギクシャクしていた吉高由里子嬢との関係も修復されました.また,景子先生は教室に残された大政嬢の荷物をまとめ,転居先に送る準備に取り掛かるのでした.

ところで,大政嬢の転校は理事長の方針でもあったようです.他の生徒の受験勉強の障害となりそうなやっかいな問題は切り離したいということなのでしょう.しかし,織田先生は大政嬢の心の問題を解決しないまま転校させることには反対なのでした.

景子先生は大政嬢の荷物の中にアンデルセンの童話「人魚姫」の本を見つけます.大政嬢にもこんな可愛らしい一面があったのかと微笑む景子先生でしたが,どうやら大政嬢にとっての「人魚姫」には,景子先生の思いもよらない,もっと深刻な意味があるようです.

さて,景子先生のクラスの生徒たちは,高校生活最後の思い出作りとして「日輪祭 (キャンプファイヤーみたいなもんですかね?)」の企画に取り組み始めます.その様子を微笑みつつ見守り,織田先生にその様子を知らせる景子先生なのでした.

このシーンの景子先生はいい表情でした.美人先生ですなぁ.

「日輪祭」の準備をする生徒たちのグループに加わる景子先生.よーし,私も一肌脱いじゃうわよーん.

鋸で木材を切っているだけなのに,なんか楽しそうでイイですなー.

そうやって生徒たちと景子先生が楽しんでいたそのとき,大変なことが起こりつつありました.

大政嬢の心の闇が気になる織田先生は彼女と話をするために転居先へ出かけたのですが,大政嬢は織田先生と入れ違いに学校の近くへ戻ってきていました.そして,ナイフを手にした大政嬢は再び濱田君に一緒に死ぬように迫り,2人はボートに乗って海へと出てしまったのです.

実は,最後には泡になって死んでしまう「人魚姫」の物語は,自殺に駆り立てられた大政嬢にとっての“死”のモチーフだったのです.そして「人魚姫」と同様に死の舞台として海を選び,濱田君を道連れにボートに乗り込んだというわけです.なんでそうなるのかねぇ.

大政嬢と濱田君の乗ったボートは暴走の挙句,エンジントラブルで停止し,洋上を漂流し始めます.大政嬢は,自殺を試みようとして濱田君ともみ合って転倒したのか,頭を強打して気絶してしまったようです.洋上の濱田君から救助要請の電話を受けた織田先生は港へ急ぎ,織田先生から連絡を受けた景子先生もまた港へ急行します.

濱田君は一着しかないライフジャケットを気絶した大政嬢に着せて,漂流するボート上で救助を待っています.

景子先生が港に着いたとき,どういうわけか大政嬢だけが救助隊に発見され,病院に搬送されたところでした.幸い怪我などはしていないようです.しかし濱田君は姿が見えず,未だに発見されていないようです.

その直後,濱田君が心肺停止状態で発見され,死亡が確認されたとの知らせが入ります.呆然とする景子先生.いったい何が起こったのか???





ということで,本日の大政絢嬢.綺麗だ…… 美しい…… こんなに綺麗なのに死神に取り付かれたような役で,何と申し上げたらよいやら.ナイフを持って濱田君の後ろにたたずむ姿は,美しいが故にいっそう怖いです.しかしまあ,大政嬢の演じるこのキャラクターに関してはもう理解不能ですわ.ハァ…… (-_-;




こちらは本日の吉高由里子嬢.濱田君との関係が修復できて嬉しそうにしていたのもつかの間,濱田君がまた自殺志願の大政嬢に捕まり,洋上で漂流するアクシデントに巻き込まれてしまって心配でたまりません.濱田君を信じて海岸で独り彼の帰りを待ちますが,濱田君はもう帰ってこないのです.(T_T)



そして,本日の北乃きいちゃん.今回もまた吉高由里子嬢と大政絢嬢の活躍が目立ち,きいちゃんの出番は少なめでした.それでも,「日輪祭」の実行委員として頑張っている姿は印象に残りましたね.


そして,これが今回最大の問題点であるボート漂流事故のシーンです.エンジンは故障して白煙を吐き,ボートは漂流しています.大政嬢は気絶して倒れており,濱田君は携帯電話で織田先生や吉高由里子嬢に連絡を取って救助を待っているところです.天気は快晴で波も荒くはなく,このままおとなしく待っていれば二人とも救助される可能性が高いでしょう.それなのに,何故濱田君は助からなかったのか,いったい何が起こったのか,全く理解不能です.

今回はあまりにも“描写不足”です.ほとんど全ての視聴者は,何故濱田君が助からなかったのか理解できず,頭の中が「?」で一杯になったのではないでしょうか.当方も未だに納得できません.

この点,自分なりに推測してみたいと思います.まず,大政嬢と濱田君が別々に発見,収容されたことから,ボートが沈んだという可能性が考えられます.ボートが浮いていれば二人同時に発見,収容されるはずです.また,収容された大政嬢の髪の毛が少し濡れていた(当方にはそう見えました)ことから,救助される前の大政嬢は海水に浸かっていた可能性があり,これもボート沈没を示唆しています.ボートが沈んだのなら,ライフジャケットを着けた大政嬢は助かるかも知れませんが,濱田君は絶望的です.

ボートが沈んだとみなす場合,問題はその沈没原因です.終始穏やかな晴天でしたので,天候風浪が沈没原因ということはあり得ません.当方が思いつく沈没原因は衝突か火災ぐらいです.白煙を上げるエンジンから火災が出たか,流されるうちに暗礁か大型漂流物にぶつかったか,他の船舶に当て逃げされたか.まあ,暗礁というのがいちばん無難かなぁ.

一方,全く逆にボートは沈んでいないという可能性も考えられます.気絶していた大政嬢が目を覚まし,レイの自殺病の発作を起こして濱田君を道連れに海に飛び込もうとする.濱田君はそんな大政嬢を引き止めようとする.そうして船べりでもみ合ううち,バランスを崩して二人とも海へ転落してしまい,その後ボート上に這い上がることに失敗して……というケースです.

いずれにせよ,やはり物語の理解の上で必要な描写が欠落しているとしか思えません.実は第6話でも同様のことを感じました.逆に第4話では本来ならカットすべきと思われるシーンが入っていたように思います.どうも脚本や編集の仕上げがうまく行っていないような印象を受けます.(汗)


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